移転価格税制の実務研究ノート

移転価格税制の勉強の過程。実務のヒントを探しています。

2025-01-01から1年間の記事一覧

佐藤雅彦さん「へこたれずに問題に答えを出す」

今回は脱線。佐藤雅彦さんについての、以下2冊より。 作り方を作る 佐藤雅彦展公式図録 | 佐藤雅彦 |本 | 通販 | Amazon…➀ ユリイカ2025年8月号 特集=佐藤雅彦 ―『ピタゴラスイッチ』「だんご3兄弟」『I.Q Intelligent Qube』『0655/2355』『テキシコー』……

リスクと不確実性

松原隆一郎「改訂版 経済政策(放送大学大学院教材)」放送大学教育振興会において、リスクと不確実の違いが以下の通り説明されている。 F.ナイトによれば、リスクは雨が降る確率のような統計的な概念で、過去のデータの蓄積から何が起きるのか、頻度ないし…

移転価格読書術⑤(トランプ関税)

トランプ関税を巡る記事より。もう少し深く考えたいが、とりあえず備忘として。 ■2025年3月29日朝日新聞 佐伯啓思「異論のススメ 市場経済 剝がされる擬装」 トランプ氏が自由貿易体制を破壊したのではなく、グローバリズムのもとですでに自由貿易体制がうま…

移転価格読書術④(サンデル氏/ピケティ氏)

今回はやや(?)脱線。以下の本を読了。 平等について、いま話したいこと | トマ・ピケティ, マイケル・サンデル, 岡本 麻左子, 吉田徹 |本 | 通販 | Amazon ピケティ氏の著書は「21世紀の資本」の途中で挫折したっきり、サンデル氏も著書を読んだことはな…

「リスクを引き受ける」とは?

以下の記事で読んでいた、小森敦「海外論文紹介 リスク・コントロール、DEMPE機能とR&Dサービス・プロバイダーへの対価」『租税研究』2022年1月号(Michael McDonald, Eyal Gonen, Leonid Karasik, ”Control Over Risk, DEMPE Functions, And the Remunerati…

内部振替価格の基本

内部振替価格の原理原則的なところをあらためて勉強してみる。(原理原則的なところにおいては、一旦、海外取引/移転価格税制による制約はないものとして考える。) 以下の本を使用する。(以下、特に断らない限り、ページ数は引用元となる本書のページ数を…